自社の強みは何ですか?

2023/12/21

 自社の中長期的な成長のためには、経営戦略に基づく営業戦略が必要なことを理解されている経営者は多いと思いますが、その策定にあたっての有効なフレームワークの一つとしてSWOT分析があります。
 
 SWOT分析とは自社の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を分析して自社の実力を再認識し、そしてクロスSWOT分析の手法により次の経営課題を洗い出すことが良いとされています。 この内容については後日お話したいと思いますが、今日は「自社の強み」について考えたいと思います。
 
 「自社の強み」とはいったい何なのでしょう。 商品・サービスに関する差別化要因や特長はすぐに洗い出せるとしても、他にも近年とても重要視されてきている「知的資産」というものもあります。
経済産業省では「知的資産」とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えない資産のことで企業の競争力の源泉となるものと定義しており、さらに細分化すると、
  •  知的財産権             : 特許権、実用新案権、著作権など 
  •  知的財産              : ブランド、営業秘密、ノウハウなど (知的財産権を含む)
  •  知的資産                     : 人的資産、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク、技能など  (知的財産を含む)
と分類しています。
 
 つまり「自社の強み」を棚卸しするときには、普段あまり気づかない知的資産にも注目することが必要です。
例えば「商品・サービスの品質に関する顧客満足度が高い」、「顧客からの評価が高い営業マンが多数存在する」、「特定の分野において高いスキルを持った従業員がいる」なども一例として挙げられますが、そのような見えない資産は貴社でも存在しているのではないでしょうか?

 また「自社の強み」は経営者だけでなく従業員にも考えてもらう方がよいでしょう。 そうすれば、全社で一体感が生まれ、また顧客への営業トークにも迫力が増していくことでしょう。

 ただ営業戦略には「自社の強み」分析をするだけではことたりません。 これについては後日お話したいと思います。

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「信頼営業力構築コンサルタント」
株式会社かなけん 金澤 健二
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